どうも、このブログ記事も今回で15話目となります。
著者は人間の3大欲求にプラスワンして「らーめん欲求」を保有しています。
時にこの欲求は、非合理的な行動を引き起こします。
てことで、欲のままに自転車で県外に飛び出す「らーめん旅」奈良編です!
「天理スタミナラーメン」の屋台に行きました!
奈良には「スタミナラーメン」と「彩華ラーメン」というご当地ラーメンがあります。
どちらも、マイルドな醤油ベースでクタクタの白菜が特徴的です。
チェーン店でいうと「神座」でしょうか、俗にいう鍋の〆ラーメンの味です。
2種の違いに関して、味覚があれな著者は、「一緒!」と思いましたが、
強いていうなら、スープの辛味と豚肉の主張がスタミナラーメンの方が強かった気がします。
さて、
平然と感想を述べてますが、道中では地獄を見ました。
下調べ甘めの筆者は何となく中央大通りから奈良駅に向かいました。
まさに、この道でチャリを鼻歌まじりにこいでました。
(平らな道が多くて余裕やなぁ♪)
(いうてる間に奈良やし。)
(こんなけ近いのに大阪の人って何でチャリで奈良に行かんのやろ?)
…
(あれ?トンネルや、チャリ通られへんやん。)
(まぁ、サッカーで鍛えた体力あるし山道からいくか。)
…
こうしてパギモツは後悔の旅路を歩むのであった。
えー、東大阪に在住の方はご存知かと思いますが「暗峠(くらがりとうげ)」です。
こちらの道を無意識に選んでいました。
もちろん自転車は押して歩きましたが、体感では天に向かって進んでいました。
つまり、真相は
不可避の傾斜である。
学生時代の夏合宿 以来に汗が目に入って染みる感覚を味わうと共に、喉の奥からサンマの干物の味がしました。
…
~登り初めて15分経過~
(…あれ?)
(これ国道やんな?)
(息の根止まりそうやねんけど…)
(脱水えぐいし…)
(体中のミネラル消費したんちゃう?)
~さらに15分後~
…
……
…
(…人って何で生まれて来たんやろう?)
(…そこに生きる意味なんて……)
(あ、下り坂になっ…)
…!
…
…そっか
分かった気がする。
俺が生まれて来た意味は
この町並みに潜む無数のラーメン食うためや。
どんなラーメンに出会えるか考えるだけで、ドーパミンが溢れ、人生が彩る。
著者にとってラーメン屋は、
改めて、そう感じた30才の夏でした。
それにしても、
「屋台」っていいですよね。風情でウマさ3割増しです。
物寂しい暗闇に灯る、豆電球の明かり。町内の会議で使われそうな椅子とテーブル。
まだ今日を終わりたくない人が、小さな お祭りに吸い寄せられる。
円柱型タッパーに詰められた入れ放題のおろしニンニクと辛味噌。
それらに食い込む割られていない割り箸でスープに投入する。
店頭に目をやれば、スパムおにぎりの人気の高さに気付き、次回の注文に思いを馳せる。
そんな、風情を感じられる空間でラーメンをすすれることが、やんごとなく幸せ。
セロトニン的なスパイスやそのラーメンに行き着いた経緯などが、各々の人生における最高の一杯になるのではないかと思う今日この頃でした。
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